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夏だけじゃない!ゴキブリ注意報!! -侵入経路考察-


ムシムシと暑い日が続いています。

この時期出てくると嫌な思いをするのがゴキブリ!ゴキブリなんてなんでいるんだろうと思う人も多いと思います。

ゴキブリと言えば暑くなると出てくるイメージです。

でもゴキブリの活動できる気温は、

  

活動温度:約0~38℃

適温:約27℃


真夏の猛暑日はゴキブリといえどもなかなか活動しづらい気候です。

実際、8月のご家庭のゴキブリ駆除のご依頼は減少傾向にあります(当店調べ)


では、どのような状況でご家庭のゴキブリは発生するのでしょうか。


ゴキブリが生きていくうえで必要な要素は


1.温度


2.水分


3.食べ物


4.隠れ家


上記の項目が同時に満たされなければゴキブリは生きていけません。

どれかが欠けても生きていくことができないということです。



お問い合わせいただいた方には必ず「どこでよく見かけますか」と質問します。その中でよく聞く場所は、


1.キッチン


2.洗面所


3.お部屋(いつも決まった部屋)


といった場所になります。


1、2のキッチン、洗面所はゴキブリが生きるための要素「水分」「食べ物」「隠れ家」がそろっているので発生しやすいことは想像できますが、「決まった部屋でいつも見かける」とはどういうことでしょうか。何軒も伺っていると、このようなことが想像できます。「決まった部屋で発生するという事は決まった侵入経路がある」という事です。


では、どのような経路が考えられるでしょうか。


そこで考えを辿っていくと、そもそもゴキブリはどこから家の中に入ってくるのか・・・という疑問が出ます。

ゴキブリは必ず外から侵入します。窓からの場合もあれば、玄関かもしれませんし、宅配物にくっついて、体(洋服)についてくるパターンなど様々です。ただ、このパターンだと定期的に発生する可能性は低く、せいぜい年に1,2回です。(家屋周りの繁殖状況にもよりますが・・・)

決まった場所に出る。・・・ということは、決まった侵入経路がある可能性が出てきます。


当店の経験からお答えしますと、


床下




から侵入してきた可能性が高いと判断しています。


では、どのように床下へ侵入するでしょうか。

床下というと、少し前の住宅ですと、床下通気口(格子がついている通気口)があり、確かに床下に侵入できる入口がありました。

ですが、最近の住宅ですと、通気口が無いのにどうやって入ってくるの?・・・と疑問に思われる方もいるかもしれません。最近の住宅はパッキン工法といって、基礎(コンクリート部)と土台(木部)の間にパッキンを入れて少し浮かせたつくりになっており、360度通気のための隙間があります。(外からは見えないようにカバーがされています。)

そこからまず床下へ侵入します。

床下へ侵入したゴキブリはどこへ行くでしょうか。

先ほどもお伝えした通り、ゴキブリは生きていく要素がそろっている場所へ向かいます。そのため、キッチンや洗面所など、湿気が高くなる場所へ向かいます。

では、床下まで来たゴキブリはどのように室内へ侵入するのでしょうか。





キッチンや洗面所の排水管は、床(又は壁)を切って床下へ引き込みます。そのため、「配管」と「配管を通すための床の穴」に隙間が生じ、そこから侵入してくることが多いと考えられます。


では、話を元に戻して「決まった部屋に出る理由」はどうでしょうか。決まった部屋が2階の場合もあるため、床下が原因なの?と疑問が出ると思います。

1日中窓を閉め切っているのに発生するお宅もあるようです。


そこでたどり着いた答えは


エアコン




です。


エアコンでよく言われているのはドレンホース(エアコンの排水ホース)からの侵入ですが、そのほかにも上記でご説明した「配管の隙間」の問題で、エアコン(室内機)と室外機をつなげる配管と壁に隙間ができやすく、壁の中から隙間を通って侵入してくることがあります。

整理すると、「床下へ侵入したゴキブリは外壁と内壁の空間を通ってエアコン付近までたどり着き、隙間から室内へ侵入する。」ということです。



ご家庭でよく発生するクロゴキブリの特徴として、湿気の多い場所に集まる習性があります。そのため、「キッチン」や「洗面所」で見かけることが多いのです。この時期に使用頻度が高まるエアコンも、結露などで水分が発生し湿気が上がりやすい環境になるため、「決まった部屋でよく見かける」といった現象が起こると考えられます。



この様に、ゴキブリの特徴やお家の仕組みなどがわかってくると、どのようにゴキブリが侵入してくるのかわかると思います。

この先、気温が落ち着いてくるとゴキブリの活動が再び活発になります。対策は早めにされることをおすすめします。

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