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2023年12月2日6 分

シロアリから大切なお家を守ります!

「シロアリはこわい」「大切な住まいがボロボロになる」といったシロアリ被害のイメージがあると思います。実際に被害をそのままにしておくと大切なお家の耐久性が・・・。

では、シロアリとはどんな生態を持つ害虫でしょうか。

●シロアリについて

1.日本のシロアリの種類

日本には現在22種のシロアリが生息していることが確認されていますが、そのうち住まいに害を与える代表的な種に「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」があります。

2.ヤマトシロアリとイエシロアリの生態的特徴

どちらのシロアリも生息するために水を必要とします。

・ヤマトシロアリ

◎北海道北部を除くほぼ日本全土に生息

◎水を運ぶ能力

なし

◎被害範囲

水を運ぶ能力が無いため、地面より高さ1m以下に被害が集中します。

◎羽アリの群飛時期

4月中旬~5月下旬の昼間

※特に雨上がりの日

◎羽アリの体色、体長

体色:茶色がかった黒色又は黒色

※シロアリでも羽アリは白くありません

体長:約10mm

・イエシロアリ

◎関東圏以西の海岸線に沿った温暖な地域などに生息

(南の方の海に近い地域)

◎水を運ぶ能力

あり

◎被害範囲

水を運ぶ能力があるため、家屋全体に被害が発生します。

イエシロアリは自分で水を運びながら加害を加えるため、被害は2階や屋根裏といった建物全体におよびます。シロアリの仲間の中で最も加害の激しい種と言われています。

◎羽アリの群飛時期

主に6月~7月の夕方から夜間にかけて

◎羽アリの体色・体長

体色:黄色がかった茶色

体長:約12~15mm

3.シロアリは階級に分かれた組織で生活しています。

シロアリは高度に組織化された巣を形成しています。

巣の中では厳しい階級制度があり、それぞれが役割を担って生活しています。

・職(はたらき)アリ

1つの組織の中の約95%が職アリです。

職アリがエサを採取し、その栄養素を巣の仲間に分け与えます。

・兵アリ

外敵などから巣を防衛します。

(採餌する能力はなく、職アリからの給餌を必要とします。)

組織の中の約3~4%が兵アリです。

・ニンフ

将来羽アリになる若虫。

組織の中の約2%がニンフです。

・女王アリ・王アリ

職アリに給餌、世話を受けて生殖を繰り返します。

産卵を繰り返し、巣を拡大していきます。

4.シロアリの寿命

シロアリは寿命が長いことで知られ、

職アリ、兵アリの寿命は2年程度、女王アリ、王アリの寿命は10~10数年にも及びます。

また、女王アリは、1日に数百個の卵を産み続けるそうです。

5.シロアリは「アリ」ではない?

シロアリは、姿や生活様式がアリに似ているため、「シロアリ」と呼ばれていますが、実は分類的にはゴキブリやカマキリに近いとされています。

6.シロアリはなぜ家を食べるのか

シロアリの主なエサは木材です。大多数の生物がデンプンを分解してエネルギーを得るのに対して、シロアリは樹木の大部分を占める「セルロース」を分解してエネルギーを得ている点が大きく異なる点です。だから住まいは格好のエサ場になります。

7.シロアリはどこに住んでいるの?

シロアリは地中から家屋に迫り、被害を広げていきます。

基本的に温度変化の少ない地中に巣を形成して繁殖しています。

そして、地下通路を使って職アリが集団で家屋に迫り、被害を与えていきます。

では、そんなシロアリからお家を守るために、ダスキンではどのような駆除をするのでしょうか。

「ベイト工法」と「バリア工法」

主に2種類の方法で駆除・予防を行うことができます。

●ベイト工法:巣ごと撃退、毒エサ処理

1.ベイト工法は「巣ごと根絶できる駆除方法」です。

・シロアリの「エサを巣に持ち帰り、分け与える」習性を利用し、毒エサを巣に持ち帰らせてシロアリを根絶します。

・薬剤を散布しないでも駆除できる、非常に効率的な工法です。

2.「お子さまやペットにも安全な薬剤」を使用しています。

・毒エサとして使用される薬剤は、「脱皮する昆虫」にだけ効果を発揮します。

・万が一口にしてしまった場合でも、そのほかの生物には無害です。

3.駆除に必要なベイト剤の量は「200g」以下

・平均的なシロアリのコロニーを駆除するために必要なベイト剤の量は200g以下です。

4.施工の際、お家の壁や床に「穴を開ける必要がない」

・家の周囲にステ―ション(筒)を埋め込むだけなので、一部の例外はあるものの、大規模な作業が必要ありません。

5.「定期管理」でシロアリのいない状態を継続します。

・「埋没したステーションのエサ木が食べられていない=巣が根絶された状態」を意味しますので、この状態をキープしていることを定期管理で確認します。

●バリア工法:速効性抜群、床下液剤施工

1.バリア工法は「床下からお家の中へ侵入しようとするシロアリを防除する方法」です。

・床下へ薬液を散布し、5年間侵入を防除します。

2.安全性に配慮したニオイの少ない薬液を床下へ直接散布します。

・直接散布するため、ベイト工法と比べると速効性があります。

・1㎡あたり3ℓ程度の薬液を散布します。標準的(床下60㎡)な薬液の使用量は1回あたり約180ℓほど使用します。

3.建物の構造上、床下に入れない箇所は床や壁に小さな穴をあけ、薬液の注入をします。

・浴室やトイレ、玄関、勝手口など、床下に入れない場所には薬液を注入するための小さな穴をあけて注入します。

・あけた穴は目立たないように埋めます。

4.薬液の効果は5年間保証付き。

・保証期間中は毎年1回、無料でハウジングチェックを実施します。

よくある質問

1.「シロアリ駆除=薬剤の大量使用」なのでは?

・ベイト工法:少量の薬剤でシロアリ駆除ができ、しかも日常生活にほとんど影響はありません。

・バリア工法:安全性に配慮したニオイの少ない薬剤を使用します。標準的(床下約60㎡)な薬液使用量は約180ℓです。

2.「シロアリは床下に巣を作っている」のでは?

・シロアリは、木材(エサとなるセルロース)がある場所ならどこにでも巣を作ります。

※家屋の周囲や木の柵、花壇、木の切り株など

・家から離れた場所に巣を作り、地下を通ってエサとなる木材を求めてやってくるケースも少なくありません。

3.バリア工法で「大量の薬液を散布すれば巣ごと根絶できる」のでは?

・薬液を大量に散布しても、その浸透範囲は地表から数cmにとどまり、実際は巣まで根絶できないケースがほとんどです。

・薬液の浸透部分が障壁となって、一時的にシロアリの出現を抑えられますが、薬効が切れれば再び姿を現します。

4.「一度駆除すれば大丈夫」では?

・一般的に、バリア工法で散布された薬液の効果は5年程度とされています。

効果がなくなれば、再び同じ作業を行う必要があります。

・巣ごと駆除できたとしても、別の場所から羽アリが飛来し、新たなコロニーとして再生することもあるので、繰り返し薬剤施工する必要があります。


ベイト工法

標準料金(建物外周1mあたりの月額

<年間契約/年2回または6回以上の点検>

​・初月(初回)

ステーション設置料+管理料として 4,092円(税込)

・2ヶ月目以降

ステーション使用料+管理料として ​132円(税込)

※ベイト工法は、セントリコンTM(シロアリ防除システム)を採用。TMが付記された表示は、デュポン、ダウ・アグロサイエンスもしくはパイオニアならびにこれらの関連会社または各所有者の商標です。

※建物内部にシロアリの生息が確認された場合、別途追加料金が必要となる場合があります。

※建物外周がコンクリートの場合は穴あけ費用{1ヶ所2,200円(税込)}が必要となります。

※現場の状況により、使用するステーションおよびベイト剤が異なる2つの方法があります。

​※年間の点検回数は現場の状況により異なります。(年2回または6回以上)

バリア工法

標準料金1㎡あたり 2,475円(税込)

※ただし、1階床面積が50㎡までの場合は一律123,750円(税込)

お見積・点検は無料で行いますのでお気軽にお問い合わせください。

​※定期的な点検は有料になります。

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